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小林よしのり
2017.6.15 14:49日々の出来事

三浦瑠麗は見下げ果てた


NEWS23」を見たが、三浦瑠麗がいまだに「共謀罪」を

テロ対策と結びつけて語っている。

テロ対策は必要と言うが、共謀罪のどれがテロ対策になると

言うのか?

 

TOC条約はテロ対策の条約ではないし、共謀罪はテロ対策

には全然なっていない。

 

現在の日本の刑法体系では、凶悪犯罪は予備罪が適応される

から、テロを計画・準備していたら逮捕できる。

テロ対策の国際条約はすべて締結しているから、ぬかりはない

状態なのだ。

 

問題は空港の危機管理の甘さであって、国内でテロ組織が

誕生することを恐れるより、他国からテロリストが侵入する

ことを恐れろと言ってるのだ。

 

三浦瑠麗は現政権を真っ向から批判することはせず、

政府の「共謀罪はテロ対策」というプロパガンダを拡散しな

がら、「まだ不備がある」と留保をつけ、「共謀罪は廃案でいい」

とは絶対に言わない。

 

三浦瑠麗は「自由」を脅かす権力の側に付いているのだ。

あれはリベラルではない。

劣化保守の擁護者だから騙されてはいけない。

 

わしのインタビューは、やっぱり数秒で、どうでもいいところ

を切り取られた。

やっぱり、文章でまとめるか、動画でたっぷり話すしかないな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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